電線やケーブルを保護して収納するのが線ぴです。
「ぴ」は漢字の「樋」の読みからきており、収納する容器といった意味合いです。
メタルモールやレースウェイと呼ばれることが多く、電気工事に使える線ぴは、
幅5cm以下で材質は金属になります。
【合成樹脂線ぴ】
「電気設備の技術基準の解釈」が2011年に改正され、電気用品安全法から合成樹脂線ぴが
削除されたので電気工事には使えなくなりました。
それにともない内線規程も改定され、合成樹脂線ぴ配線は削除されました。
そこで合成樹脂線ぴは、通信用ケーブルやアンテナケーブル等の配線の美観を保ち
保護するため等の電気工事以外の用途になります。図に合成樹脂線ぴを示します。
【図】合成樹脂製可とう電線管の分類