【電気工事士の基礎】工事材料 ダクト

一般に5cm以上の幅を持った、電線やケーブルを収納し保護するためのカバーを
「ダクト」と呼んでいます。
業種や分野によっては5cm以下の幅でもダクトとよばれているものもあります。
合成樹脂製と金属製があります。

【配線ダクト】
配電盤、制御盤等で電線の束を収容し、配線位置で電線を分岐させるため
この電線取出孔が規則的に配列されているのが合成樹脂製の配線ダクトです。
配線作業が終わった後に蓋を取り付けます。
図に配線ダクトの製品例を示します。


【図】配線ダクト製品の例

 

【ライティングダクトレール】
電気配線の導体レールが内部に収納されていて、照明器具やコンセントを自由に配置して
取り付けできるのがライティングダクトです。
長さが1mから4mまでホワイト、ブラック、シルバー等の色をした多くの製品があるので
環境に対応した施工ができます。


【図】ライティングダクトレールと施工例


【金属製ダクト】
工場やビル等で大量の配線を収納、保護するのが金属製ダクトです。
現場に合わせて設計製作するオーダー品の例を図に示します。

 

【図】オーダーの金属製ダクトの例

2022年09月15日